中堅クラスのガスコンロ、リッセとピアットが人気です!
使いきれないほど多機能ではないけれど、便利・安心な機能はしっかり備わっていて、デザイン性も高い「ちょうどいいガスコンロ」が一番使いやすいという選択です。リッセはリンナイ、ピアットはノーリツのガスコンロです。ピアットはハーマンブランドからも発売していますが、ここではノーリツの総合カタログに載っている機能をベースに説明します。
リッセとピアットはそれぞれのブランドの中堅クラスのガスコンロであるため、よく比較検討対象になるようですが、同じような機能がたくさんあってカタログを見てもわかりにくいですよね。
リッセとピアットにはどのような違いがあるのか、以下の項目に沿って比較してみたいと思います。
番外編:ピアットはたくさんある?
本題に入る前にピアットについて説明があります。実はピアットは4つのグレードに分かれています。
- ピアット マルチグリル
- ピアット マルチグリル ラックリーナ
- ピアット ワイドグリル
- ピアット ライト
グレードごとの違いはグリル部分の仕様にあります。ピアット マルチグリルには「プレートパンL」が付属。オプション品の「キャセロールL」を使えば、煮物・蒸し物・パンなども作れます。ピアット ワイドグリルは焼網タイプのグリルですが、オプションの「グリルプレート波型」で様々な調理が可能です。どのグレードも「油はねガード」(別売)が用意されており、利用することでグリルの油汚れが防げるのが売りです。フェイス色はピアット各グレード共通ですが、天板素材やカラーといったデザイン面に違いがあるほか、機能面にも若干の差があります。その違いについても各項目で説明いたします。
リッセとピアットを「見た目」で比較
トップ(天板)で比較
リッセは全機種ガラストップです。
リッセのガラストップはドイツのショット社のセランガラスを使用しています。セランガラスはすばらしい特性を持つ材質の特殊ガラスセラミックからできています。リッセは世界で初めてクリア系ガラスとブラック系ガラスにおいて、製造時にも環境に配慮したエコガラスを採用しています。また750℃まで耐えうる耐熱衝撃性があり、通常の調理中にかかる負荷に対する耐久も可能です。また熱を良く通し、熱が直接鍋等調理器に伝わる一方、熱伝導が低いため火から離れている部分はそれほど熱くなりません。(イージークリーン)
天板カラーバリエーションは4色で、ハモンピンクはうっすらと格子状の模様があります。他のカラーは無地タイプになります。
ピアットはガラストップの機種とアルミトップの機種があります
ガラストップ | アルミトップ |
---|---|
・ピアット マルチグリル ・ピアット ワイドグリル ・ピアットライト |
・ピアット マルチグリル ラックリーナ |
ピアットのガラストップはセランガラスではありませんが、同じく約750℃まで耐熱ができる耐熱結晶化ガラスを使用しています。またガラスの親水性のコーティングを施してあり、水に浸しておくことで汚れが浮き上がらせて、こびりついた汚れも落としやすくなっています。(親水アクアコート)
ピアットにはアルミトップの機種もあります。
ピアット マルチグリル ラックリーナはアルミトップです。アルミトップはバーナー周りの温度が上がりにくいので、汚れの焦げ付きを軽減。お手入れが簡単だから、毎日キレイに保てます。(クリーンキープトップ)
さらにラックリーナシリーズのアルミトップにはテフロン加工がされており、水や油をはじくので汚れが拭き取りやすい仕様になっています。
ピアットのカラーバリエーションはマルチグリル、ワイドグリルはガラストップが4色、ライトはガラストップが1色、ラックリーナはアルミトップが2色です。
フェイス(前面パネル)で比較
リッセのフェイスは1種類です。ステンレス製でキッチンと一体感がでるフラットなデザインです。操作部はカンガルー収納で、コンロ使用時に開いて使うタイプです。この角度も操作しやすいように計算されています。
ピアットのフェイスはシルキーステンレスフェイスの1種類です。凹凸や隙間をなくした、すっきりとした印象のフラットフェイス。グリル取手もフェイスと一体化しているため、お手入れもしやすくなっています。プッシュ&ダイヤルボタンはメッキ仕上げで高級感があります。調理モードの操作パネルは選択中のボタンが光って確認できます。
ごとくで比較
リッセのごとくはホーローゴトクのみ、ピアットはホーローゴトクのほか、ステンレスゴトクも選べます。(マルチグリル、ワイドグリルのみ)
ピアットはバリエーション豊富で選択肢がたくさん!
デザインの良し悪しは好みによるところが多いですが、リッセもピアットもカラーバリエーションやデザインに特長がありますので、キッチン内装に合わせて選ぶ楽しさがありますね。
ビルトインコンロはキッチンの主役!天板×フェイス×ゴトクの色や材質によって、大きく印象が変ります。ご自宅のキッチンにふさわしいデザインを選びましょう。
リッセとピアットを「機能」で比較
リッセとピアットはどちらも中堅機種のため、基本機能はばっちり備わっています。主な機能で比較してみると、このようになります。
表を見てもわかるように主要な機能で大きく差がある部分はありません。リッセは震度4以上の地震を感知して自動消火する「感震停止機能」が標準搭載となっていますが、ピアットシリーズは別売品の「感震器」を取り付ける必要があります。グリルの消臭・消煙機能はどちらにも備わっています。リッセの「スモークオフ」は「ニオイ99.9%以上カット」と強力な消臭・消煙効果ありますが、ピアット マルチグリルに新しく搭載された「スモークカット」も同等の消臭・消煙機能が期待できます。また「スモークカット」程強力ではありませんが、ピアットのワイドグリルに備わっている「グリルクリーンモード」もグリル庫内の焼き魚のニオイなどを大幅にカット。気持ちよく次の料理に取りかかることができます。またピアットは大きく3つに分かれています。ピアットの中で差があるのは以下の部分です。
マルチ | ワイド | ライト | |
---|---|---|---|
感震停止機能 | 別売 | 別売 | 別売 |
グリルクリーンモード | × | ○ | × |
スモークカット | ○ | × | × |
排気口落下物ガード | ○ | ○ | 別売 |
リッセとピアットの機能にほとんど差はない
リッセとピアット ステンレスフェイスで機能の差はほとんどありません。しかし、グリルの消臭機能がマルチグリルとワイドグリルで違います。グリル機能を重視される方はコンロ選びのポイントになるのではないでしょうか。
グリル調理器具で比較する
近頃、ガスコンロメーカーが力を入れているのがグリル部分です。昔は魚焼き専用だったグリルですが、最近はグリルで色々な料理にチャレンジするのがトレンドです。オート調理や消臭・消煙機能など便利な機能が次々と開発されています。
その中でも特に注目されているのが、グリル調理器具です。グリル調理器具とは、焼き網のようにガスコンロのグリルの中にいれて使える調理器具のことです。リッセは「ココットプレート」、ピアットで使えるのはプレートタイプ以外に「キャセロール」という浅型鍋タイプのグリル調理器具を使うことができます。焼き網と違って、すき間がないのでみじん切りやソース類を使ったレシピでも対応できるのが魅力です。
リッセはココットプレートが付属
大人気のココットシリーズです。蓋のスリットから食材に直火が届いてこんがり仕上がるのに、油のとびちりはほとんどなく焼き網に比べて掃除が格段に楽です。
リンナイだけのウェ~ブ形状で両端の溝に油が流れてヘルシー。
リッセのいいところはこのココットプレートが使えるところです。
グリル調理器具の種類が豊富なピアット
ピアット マルチグリルには「プレートパンL」が付属。魚や肉の調理だけでなく、お惣菜の温め直しも得意な浅型タイプの調理器具です。オプション品の「キャセロールL」は煮物・蒸し物など料理もグリルで調理することが可能です。ピアット ワイドグリルには「グリルプレート波型」が付属。余分な油を落としながら調理することで、カラッとヘルシーな仕上がりに。こちらも直火でこんがり焼きあげることができます。また、ピアットシリーズには庫内の油汚れを軽減する「油はねガード」がオプション品として用意されています。プレートとセットになった「クックボックス」(別売品)もおすすめです。
リッセとピアットを「価格」で比較
単純に定価で比較すると安いのはピアットです。ピアットライトなら、202,400円(税込)~販売されています。ただしリッセと一番仕様が似ているピアット ワイドグリルのホーローゴトクの機種は231,000円(税込)~です。リッセも236,500円(税込)~なので、差額はありません。
当店では定価の約半額、ピアット ワイドグリルは12万円台~、リッセは12万円台~、販売しております。
コンロの交換工事もおまかせください。
リッセ・ピアットはビルトインガスコンロなので、交換・設置には工事が必要です。ハッピーコンロでは交換工事も承っております。コンロのみの交換なら、標準工事費は21,600円!お見積りは無料ですので、お気軽にご依頼ください。